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「OpenSSL 3.0」に対応した「nginx」の安定版v1.22.0が公開

クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム

「nginx 1.22.0」

 クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム「nginx」(エンジンエックス)が5月24日、v1.22.0へとアップデートされた。v1.21.xメインブランチの新機能と不具合修正を組み込んだ新しい安定版となる。

 「Nginx 1.22」は、HTTPリクエストスマグリング(HTTP Request Smuggling、リクエストの解釈違いで意図しない動作を引き起こす攻撃)やクロスプロトコル攻撃に悪用されかねない部分に対策が強化されたほか、「stream」モジュールにおけるALPN(Application-Layer Protocol Negotiation)対応、正規表現ライブラリ「PCRE2」の採用などが行われた。

 また、「OpenSSL 3.0」や「SSL_sendfile()」もサポート。「FreeBSD」では「sendfile」処理が改善されているという。

 「nginx」は現在、公式サイト「nginx.org」などから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows XP/7/10およびWindows Server 2003でテストされている。