ニュース

「nginx」に2件の脆弱性 ~修正版のv1.22.1/v1.23.2が公開

クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム

「nginx」が10月19日、v1.22.1(stable)、v1.23.2(mainline)へとアップデート

 クロスプラットフォーム対応・オープンソースのWebサーバーシステム「nginx」(エンジンエックス)が10月19日、v1.22.1(stable)、v1.23.2(mainline)へとアップデートされた。脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

 本バージョンで対処された脆弱性は、以下の2件(括弧内は「CVSS v3」の基本値)。

  • CVE-2022-41741:「ngx_http_mp4_module」におけるメモリ破壊(7.1)。v1.1.3~v1.22.0、v1.23.0~v1.23.1に影響
  • CVE-2022-41742:「ngx_http_mp4_module」におけるメモリ開示(7.0)。v1.1.3~v1.22.0、v1.23.0~v1.23.1に影響

 「nginx」は現在、公式サイト「nginx.org」などから無償でダウンロード可能。Windows版はWindows XP/7/10およびWindows Server 2003でテストされている。

 ちなみに「mainline」版は実験的なモジュールを含むこともある最新版で、仕様変更を伴うことがある。「stable」版は不具合修正のみの安定版で、通常はこちらの利用がおすすめだ。