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Windows 11非対応PCでプレビュー版Windows 11が利用可能 ~「WinPass11」がリニューアル

ただし、利用は自己責任で

「WinPass11」v1.1.2

 「Windows 11」の最小要件を満たさない「Windows 10」デバイスをプレビュー版「Windows 11」へアップグレードできるようにするツール「WinPass11」が5月29日(日本時間)、リニューアル公開された。「WinPass11」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「Apache 2.0」。現在、リリースページからv1.1.2を無償でダウンロードできる。

 OSを「Windows 11」へアップグレードするには、ハードウェアが最小要件を満たしている必要がある。これを満たしていないデバイスは「Windows 11 インストール アシスタント」ツールを利用してもブロックされる上、「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルを購読することも基本的にはできない。しかし、手持ちに古いデバイスしかないが、Windows 11の世界を体験してみたいというユーザーも少なくないだろう。

ハードウェア最小要件を満たしていないデバイスは「Windows 11 インストール アシスタント」ツールを利用してもブロックされる

 そうしたユーザーのために開発されたのが、「WinPass11」だ。本ソフトは「Windows Insider Program」の最小要件ブロックを解除し、Dev/Betaチャネルを購読できるようにするユーティリティ。ハードウェア要件を満たさないデバイスでも、プレビュー版「Windows 11」を利用できるようになる。

 利用方法は簡単で、まず「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルに参加した状態で、「WinPass11.exe」を実行する。すると小さなダイアログが現れるので、そこで加入したいチャネルをプルダウンメニューから選び、[Insitall]ボタンを押せばよい。ブロックの解除処理が始まり、完了すると「Windows Update」でプレビュービルドのダウンロードとインストールが開始される。

「Windows Insider Program」のRelease Previewチャネルを参加した状態で、「WinPass11.exe」を実行
完了すると「Windows Update」でプレビュービルドのダウンロードとインストールが開始される

 なお、Dev/Betaチャネルへ移行すると元のWindows 10には戻れなくなるので注意。プレビュー版Windows 11をやめたい場合は、OSを再インストールする必要がある。また、要件を満たさないデバイスでのWindows 11の利用は推奨されていない。万が一トラブルが生じても、自力で解決しなければならない点には注意しよう。

ソフトウェア情報

「WinPass11」
【著作権者】
KojiOdyssey 氏
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1.2(22/05/29)