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「Thunderbird」v102.0.2が公開 ~多数の不具合を修正して品質と安定性を向上

セキュリティ関連の修正はなし

「Thunderbird」v102.0.2

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.0.2が、7月12日(米国時間)に公開された。チャットメッセージをダブルクリックしてもデフォルトアクションが実行されないように変更されたほか、以下の問題に対し修正が施されている。

  • [ファイル]メニューにスペースツールバーが被さってしまう
  • 新着メッセージがあるサブフォルダがクリックされるまでハイライトされない
  • メッセージリストで添付ファイルを示すクリップアイコンが欠けていた
  • プライマリパスワードダイアログを開いたままにしておくと、OpenPGP署名が壊れる
  • 添付ファイルとして転送された非ASCIIメッセージが文字化けする
  • 「Seamonkey」または「Outlook」からのインポートが2番目のステップで失敗する
  • POPサーバーからメッセージを削除できないことがある
  • オフラインキャッシュがNNTPアカウントで利用できないことがある
  • ニュースメッセージがプレビューペインに表示されないことがある
  • [新しいメッセージとして編集]コマンドを使用するとアドレスフィールドに入力できない
  • コンタクトの組織名の最初の文字だけが表示されることがある
  • 選択した連絡先をダブルクリックしても編集アクションが機能しないことがある
  • CardDAVの連絡先フィールドで値にバックスラッシュが追加された状態で表示されることがある
  • 会話が選択されていないとき、保留中のチャットメッセージの内容が更新されない
  • さまざまなUIの改善

 なお、セキュリティ関連の修正は今のところアナウンスされていない。

 「Thunderbird 102」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 なお、「Thunderbird 91」シリーズからは直接アップデートできないので注意。