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「Rust」言語のインストーラー「Rustup」が「Visual Studio 2022」の自動導入に対応
Windows/Mac/Linux、どのプラットフォームでも共通の手順でお手軽セットアップ
2022年7月13日 17:00
「Rust」言語のツールチェーンインストーラー「Rustup」が、7月11日にv1.25.0へとアップデートされた。Windows版で「Visual Studio 2022」の自動インストールに対応するなど、さまざまな改善が行われている。
「Rustup」は、「Rust」言語を用いた開発やビルドを行うためのツール一式をまとめてインストールするためのツール。「Rust」は幅広いプラットフォーム(Windows/Mac/Linuxなど)をサポートしており、そのためバイナリの種類も多い。プラットフォームによって必要なライブラリやツールも異なる。しかし「Rustup」を使えば、そうしたプラットフォーム間の差異を考慮せず、単一のプロセスで手軽に「Rust」関係のツールチェーンをセットアップできる。
「Rustup」で「Rust」ツールチェーンをセットアップする際は、「Nightly」や「Beta」といったリリースチャネルの選択、パスを通すかなどの設定が可能。すでに「Rust」ツールチェーンがインストールされている場合は、「rustup update」コマンドなどで簡単にアップデートすることもできる。
「Rustup 1.25.0」における主な変更点は、以下の通り。
- 「Visual Studio 2022 Communiry」(IDE、MSVC++コンパイラーおよびSDK)がインストールされていない場合に、セットアップを提案
- 起動パフォーマンスを向上
- 「rustup default none」でツールチェーンのインストールをスキップ
- Windows版でARM64アーキテクチャーをサポート
- 「rust-gdbgui」にプリキシリストを追加
「Rustup」は「GitHub」でホストされているオープンソースプロジェクトで、ライセンスは「Apache License, Version 2.0」または「MIT license」。現在、公式サイト「rustup.rs」から無償でダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「Rustup」
- 【著作権者】
- Diggory Blake, the Mozilla Corporation, and Rustup contributors
- 【対応OS】
- Windows/Mac/Linuxなど
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.25.0(22/07/11)