Dev版「Windows 11」がマルチアプリキオスクモードに対応 ～新しい日替わり画像テーマも

「Windows 11 Insider Preview」Build 25169（rs_prerelease）がDevチャネルでリリース

　米Microsoftは7月28日（現地時間）、Windows 11の最新プレビュー版「Windows 11 Insider Preview」Build 25169（rs_prerelease）をリリースした。「Windows Insider Preview Program」のDevチャネルに参加しているユーザーは、「Windows Update」からアップグレードが可能。

　本ビルドでは、IT管理者向けのロックダウン機能が拡充。キオスクモードでマルチアプリがサポートされた。

　キオスクモードはOSの機能を制限（ロックダウン）して、特定のアプリしか利用できないようにするモード。たとえば図書館の蔵書検索機能など、公共の場で特定の機能を不特定多数のユーザーに対し提供したい場合などに便利。作業現場で利用する専用端末や試験の回答を受け付けるデバイスなど、予期せぬシナリオを防止したい場合にも役立つ。

　現在、マルチアプリキオスクモードは「PowerShell」と「WMI」ブリッジを介して有効化可能。「Microsoft Intune」モバイルデバイス管理（MDM）とプロビジョニングパッケージ構成のサポートは近日中に行われるとのこと。

　そのほかにも、新しい「Windows Spotlight」テーマが追加された。「設定」アプリの［個人用設定］－［テーマ］セクションで選択が可能で、「Spotlight」の日替わり壁紙と組み合わせた独自のテーマを作成することも可能だ。

「設定」アプリの［個人用設定］－［テーマ］セクションで新しい「Windows Spotlight」テーマを選択

　なお、DevチャネルはMicrosoftの開発者が長期的視点のもとに実験的な新機能を試す場となっている。動作が不安定であったり、追加された機能は製品版に導入されず、そのままお蔵入りする可能性もある。また、導入の際は既知の問題にも注意したい。

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