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「Android 13」リリース後初のセキュリティアップデートが公表

2022年9月のセキュリティ更新

Androidにセキュリティアップデート

 米Googleは9月6日(現地時間)、Android OSの月例セキュリティ情報を発表した。今回公表された脆弱性の内容は、少なくとも1カ月前にパートナーへ通知済み。デバイスメーカーからアップデートが提供されたら、できるだけ早めに適用しておきたい。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-09-01」

 Android OSのセキュリティ更新プログラムには「2022-09-01」と「2022-09-05」という2つのセキュリティレベルがあり、「2022-09-01」は対応に時間のかかるカーネルコンポーネントや特定ベンダー向けの一部修正を省いたサブセットとなっている。対応に時間がかかる問題を後回しにして、迅速にユーザーへアップデートを提供できるように配慮したものだ。

 「2022-09-01」は以前に修正された問題に加え、新たにAndroidランタイムで4件、フレームワークで5件、システムで3件の脆弱性が修正された。これには先日リリースされた「Android 13」に影響する欠陥も、3件含まれているようだ。

 今月は「Critical」と評価された致命的な問題はないが、フレームワークコンポーネントのローカル権限昇格をはじめ、警戒を要する脆弱性もあるようなので、メーカーからセキュリティパッチが提供されたら早目に適用しておきたい。

 なお、フレームワークの脆弱性1件(CVE-2022-20218)とシステムの脆弱性の2件(CVE-2022-20395、CVE-2022-20398)に対する修正は、「GooglePlay」システムのアップデート経由でも配信されるとのこと。

セキュリティ更新プログラムレベル「2022-09-05」

 「2022-09-05」はすべての問題に対処した完全版で、「2022-09-01」での修正に加えてカーネルで2件、カーネルコンポーネントで2件、Imagination Technologiesのコンポーネントで4件、MediaTekのコンポーネントで1件、Unisoc componentsのコンポーネントで7件、Qualcommのコンポーネントで6件の脆弱性が解決された。

 また、Qualcommのクローズドソースコンポーネントでも「Critical」と評価された脆弱性1件を含む多くの問題が修正されている。