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Avast/AVGが原因で「Firefox」のクラッシュが多発 ~「Firefox 105.0.3」で緊急対応【10月18日追記】

「Firefox」v105.0.3

 Mozillaは10月7日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v105.0.3を正式公開した。この週で2回目のアップデートとなる。

 このバージョンでは、日本時間7日午後より観測されたWindows版「Firefox」のクラッシュが対処されている。これはアンチウイルスソフト「Avast」や「AVG」のDLLに起因する問題で、MozillaのWindows用ツールに同梱されているMercurial実行可能ファイルがランサムウェアと判定されてしまっていたようだ。

 開発チームによると、当該DLLをブロックリストに追加することで問題は軽減されたとのこと。これを機に「Avast」「AVG」のアンインストールも検討してほしいとしている。

 なお、本バージョンではセキュリティ関連の修正はアナウンスされていない。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 7/8/10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。

[2022年10月18日編集部追記] AVAST Softwareによると、Mercurial実行可能ファイルがランサムウェアとして判断されたことは原因ではなく、読み込み中に「Avast」や「AVG」のDLLがヒープエラーを引き起こしたことが原因とないっていたという。また、10月9日付の自動更新で、問題は解決しているとのこと。