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「Node.js 19」がリリース ~HTTP(S)/1.1 KeepAliveが既定で有効化
「Active LTS」は今月下旬に「Node.js 16」から「Node.js 18」へ
2022年10月19日 15:34
「V8」エンジンで動作するJavaScript環境「Node.js」の新しいメジャーバージョン「Node.js 19」が、10月18日にリリースされた。現在、公式サイト「nodejs.org」から無償でダウンロード可能。
「Node.js 19」では、HTTP(S)/1.1 KeepAliveが既定で有効化。これまでもオプションで有効化できたが、今後は何もしなくても自動で有効化される。KeepAliveを有効化すると接続ができるだけ再利用されるため、ハンドシェイク(初回の接続処理)を減らしてスループットを向上させることができる。
また、「V8」エンジンがv10.7に更新され、「Chromium 107」相当になった。新機能としては「Intl.NumberFormat V3」APIのサポートが挙げられる。「formatRange」などの関数が追加されるなど、数値のフォーマットで要望の多かった箇所が改善されている。
そのほかにも「llhttp 8.1.0」への更新により、新しいコールバックが導入された。使われていない機能の非推奨化と削除、メンテナンスが行き届かないモジュールのサポート廃止なども行われている。
なお、「Node.js 19」は2023年4月1日までの6カ月間、「Current」リリースとして2週間ごとに最新パッチの提供を受ける。その後は重大な修正とセキュリティ更新のみの「Maintenance」リリースとなり、2023年6月1日までサポートされる予定。推奨バージョンである「Active LTS」(活発にメンテナンスされる長期サポート版)は今月下旬に「Node.js 16」から「Node.js 18」へと切り替わる。