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3DCGモデリングソフト「Metasequoia 4」がWindows 8.1への対応を終了 ~最新版が公開

3軸トラッキングボールによる視点回転などの機能追加

 (株)テトラフェイスは3月22日、3DCGモデリングソフト「Metasequoia(メタセコイア) 4」の最新版v4.8.5をリリースした

 v4.8.5からはWindows 8.1への対応が終了となり、Windows 10/11が動作対象となる。同社は、Windows 8.1はMicrosoftからのサポートが終了しているため、Windows 10以降に移行して利用するよう推奨している。ただし、すぐに移行できない場合は最終対応版のv4.8.4bのまま利用するよう呼び掛けている。

 このほか、複数の種類のマッピング画像を使う場合、これまで単一のUV座標しか使用できなかったが、今回のバージョンからは最大4つのチャンネルでUV座標を使用できるようになった。また、オブジェクトの一部分をドラッグするだけで、オブジェクトの折れ目や屈曲した個所を境界にして自動的に領域を分けて材質を割り当てるようになっている。ただし上記2つはEX版のみの変更点となる。

最大4つのUV座標が利用可能に
領域ごとに材質の割り当てが可能に

 全エディション共通の変更点としては、従来「ろくろ回転」「トラックボール」の2種類だった視点回転方法に加え、「3軸トラックボール」が追加された。また、従来の「トラックボール」の呼称が「2軸トラックボール」に変更されている。

3軸トラッキングボール

 そのほか、「Phong」シェーダーにない、遮蔽・発光・透過といった要素を含むglTFシェーダー特有のマッピング画像をUV展開図の下絵やペイントパネル上で表示・編集できるようになった。

 「Metasequoia」はWindows/Macに対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。基本的なモデリング機能と独自ファイルフォーマットMQOでの保存は無償で利用できる。Windows版は64bit版を含むWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。

 有償ライセンスは2種類用意されており、ボーン機能などを備え、多くの出力形式をサポートした「Standard」エディションは5,500円、計測機能などをはじめとする高度な機能が利用できる「EX」エディションは20,350円となっている。

ソフトウェア情報

「Metasequoia 4」Windows版
【著作権者】
(株)テトラフェイス
【対応OS】
64bit版を含むWindows 10/11
【ソフト種別】
シェアウェア 「Standard」エディションは5,500円、「EX」エディションは20,350円(基本的なモデリング機能とMQO形式での保存のみ可能なモードは無償で利用可能)
【バージョン】
4.8.5(23/03/22)