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「Thunderbird 102.10.0」が公開 ~15件の脆弱性を修正

新規メッセージにおけるS/MIME、OpenPGPの取り扱いも改善

「Thunderbird」v102.10.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v102.10.0が、4月11日(米国時間)に公開された。S/MIMEが設定済みでOpenPGPが設定されていない場合は、新規メッセージで自動的にS/MIMEが選択されるようになったほか、「America/Mexico_City」タイムゾーンのイベントで夏時間が正常に反映されていなかった問題が解決されている。

 セキュリティ修正は、15件。深刻度の内訳は4段階中上から2番目の「High」が8件、3番目の「Moderate」が6件、最低の「Low」が1件となっている。「Thunderbird」は「Firefox」と異なり初期状態でJavaScriptが無効化されているため、セキュリティリスクは比較的低いが、できるだけ早めに更新しておいた方がよいだろう。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。現在、公式サイト「thunderbird.net」からダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。