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「Windows 11 バージョン 21H2」「Windows 10 バージョン 22H2」にプレビューパッチ

大型更新を控える「Windows 11 バージョン 22H2」は未リリース

「Windows 11 バージョン 21H2」「Windows 10 バージョン 22H2」に2023年5月非セキュリティプレビュー更新プログラム

 米Microsoftは5月24日(現地時間)、Windowsの2023年5月非セキュリティプレビュー更新プログラムを発表した。一部バージョンに展開される。

  • Windows 11 バージョン 22H2:(未リリース)
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5026436
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5026435

 今回リリースされたのは、米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。

 ただし、来月導入予定の機能が含まれているので、いち早く新機能を体験してみたいユーザーは試してみてもよいだろう。既存の不具合に悩まされている人にとっても試す価値はある。また、会社や学校で大量のデバイスを管理する場合も、一部でテスト導入することが推奨されている。

 「Windows 11 バージョン 21H2」におけるハイライトは、以下の通り。

  • 「ナレーター」に影響する問題に対処。スペルミス、削除の変更、コメントなどの単語に対し、テキスト属性を正しくアナウンスするように
  • 「IE モード」サイトのタブ設定へのアクセスに影響する問題を解決
  • 特定のプリンターでWi-Fiに自動接続するとインストールに失敗する問題に対処
  • 多機能ラベルプリンターの一部がインストールできない問題を解決
  • 特定のプロセッサーを搭載したデバイスでオーディオの再生に失敗する問題に対処
  • タスクバーの検索ボックスのユーザーエクスペリエンスとインタラクションを改善

 最新の「Windows 11 バージョン 22H2」では比較的大規模な機能追加が計画されているが、今のところリリースには至っていない。

 なお、「Windows 10 バージョン 22H2」ではWindows 11と同様のプリンター関連の修正に加え、タスクバーの検索ボックスの改善や、優先度の高いトースト通知に限り最大3つまで同時に表示する機能などが導入されている。一方、「Windows 10 バージョン 21H2」にはプレビューパッチは提供されない。Home、Proエディションは来月でサービス終了となるので注意したい。