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「Windows 11 バージョン 22H2」が「Bluetooth LE Audio」に対応 ~来月実装予定の機能が先行公開

2023年5月非セキュリティプレビュー更新プログラムが出そろう

「KB5026446」がリリース。「Windows 11 バージョン 22H2」向けの2023年5月非セキュリティプレビュー更新プログラム

 米Microsoftは5月24日(現地時間)、「Windows 11 バージョン 22H2」向けの2023年5月非セキュリティプレビュー更新プログラム「KB5026446」をリリースした。

 今回リリースされたのは、米国時間の来月第2火曜日に予定されている月例の更新プログラム(パッチチューズデー)に先駆けテストされるプレビューパッチ。セキュリティ関連の修正は含まれておらず、適用は必須ではない。「Windows 11 バージョン 21H2」「Windows 10 バージョン 22H2」向けは1日前にリリース済みだ。

  • Windows 11 バージョン 22H2:KB5026446(今回リリース)
  • Windows 11 バージョン 21H2:KB5025298
  • Windows 10 バージョン 22H2:KB5026435

 同社は今年2月以来となる「Windows 11 バージョン 22H2」で3度目の比較的規模の大きなアップデートを発表しているが、今回のプレビューパッチではその一部が導入されている。

  • 「設定」アプリの[アカウント]ページに「OneDrive」サブスクリプションのストレージ容量を表示
  • 次世代Bluetoothオーディオ規格「Bluetooth LE Audio」(Bluetooth Low Energy Audio)に対応。消費電力を抑えつつ、原音に忠実なオーディオを楽しめる
「設定」アプリの[アカウント]ページに「OneDrive」サブスクリプションのストレージ容量

 そのほかにも、「ナレーター」の改善や「IE モード」関連の不具合修正、特定のプロセッサーを搭載したデバイスでオーディオの再生に失敗する問題への対策などが含まれる。これらの改善は「Windows 11 バージョン 21H2」「Windows 10 バージョン 22H2」でも実施されている。

 なお、前述の通り、このパッチの適用は必須ではない。オプションを有効化しない限り、自動で適用されることもない。新機能をいち早く試してみたいパワーユーザーや、組織で大量のデバイスを管理しており、自社環境への影響をテストしたいIT管理者向けだ。既存の不具合に悩まされている人にとっても試す価値はあるが、一般のユーザーは来月の「Windows Update」を待っても問題はない。

オプションを有効化しない限り、自動で適用されることもない