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「Visual Studio Code」のWindows 8/8.1対応が終了 ~2023年5月アップデート(v1.79)
読み取り専用モードや貼り付けオプション、
2023年6月12日 10:00
米Microsoftは6月9日(日本時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2023年5月アップデート(v1.79)を正式公開した。「TypeScript 5.1」が同梱されたほか、いくつかの新機能が追加されている。
まず、ワークスペースに特定のファイルやフォルダーを編集不能状態にする読み取り専用モードが導入された。ファイルやフォルダーの内容が別のプロセス(パッケージ管理ツールなど)で管理されている場合や、不用意に編集したくないコンテンツがある場合に役立つ。
- files.readonlyInclude:マッチしたパスを読み取り専用にする
- files.readonlyExclude:files.readonlyIncludeの逆
- files.readonlyFromPermissions:書き込み権限がないファイルを読み取り専用にする
読み取り専用モードのファイルには、タブに鍵アイコンが表示される。
次に、ファイルへのリンクをエディターに貼り付ける際、ポップアップメニューでその方法を指定できるようになった。パスを相対・絶対指定で貼り付けたり、Markdownの画像埋め込み記法を挿入したりすることが可能。ワークスペースにファイルがない場合はアイテムを自動でコピーしてリンクを追加するオプションも用意されている。
そのほかにも、「Git」リポジトリの主ブランチ名を指定するオプションやノートブックのリッチコンテンツ検索、JSXタグのリンク編集、ターミナルに画像を表示する機能(プレビュー)といった新要素が追加された。
また、対応OSが変更されるので注意。Windows 8/8.1、Windows Server 2012/2012 R2をサポートするのは本バージョンが最後となる。
「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー(Language Server)対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。
現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows 10/11ならば「ストア」アプリ(Microsoft Store)からもインストールできる。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデートすることもできる。
ソフトウェア情報
- 「Visual Studio Code」Windows向け安定版
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 8/10/11
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.79(23/06/09)