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新テーマで装いも新たになった「Visual Studio Code」2023年4月アップデート(v1.78)

さまざまなプログラミング言語・開発用途を網羅したプロファイルテンプレートも同梱

「Visual Studio Code」v1.78

 米Microsoftは5月4日(日本時間)、コードエディター「Visual Studio Code」の2023年4月アップデート(v1.78)を正式公開した。現在、本ソフトの公式サイトから無償でダウンロード可能。また、Windows 10/11ならば「ストア」アプリ(Microsoft Store)からもインストールできる。すでに利用している場合は、アプリの自動更新機能を用いてアップデート可能。

 「Visual Studio Code」は、Windows/macOS/Linuxで動作する高機能なコードエディター。Web標準技術で構築されており、Webブラウザーでも動作する。強力なコーディング支援・デバッグ・統合ターミナル機能を提供するほか、言語サーバー(Language Server)対応の拡張機能を追加することで幅広いプログラミング言語に対応できるのが特徴だ。

 最新版となるv1.78では、引き続きアクセシビリティを改善。スクリーンリーダーのサポートが強化されたほか、「コマンド パレット」をはじめとするクイックピック操作、ターミナルのアクセシビリティヘルプメニュー、差分エディターのオーディオキューなどが改善された。

 ワークベンチでは、従来のカラーテーマ「Dark+」「Light+」に代わり、新たに「Dark Modern」「Light Modern」がデフォルトテーマとして追加されたことが目玉。用途や目的に応じて「Visual Studio Code」の設定を切り替えられるようにするプロファイル機能をより活用できるよう、「Python」や「Java」、データサイエンスなどのプロファイルテンプレートも同梱された。プロファイルのセットアップが以前よりも簡単になる。

従来のカラーテーマ「Dark+」「Light+」に代わり、新たに「Dark Modern」「Light Modern」がデフォルトテーマとして追加
さまざまなプログラミング言語・開発用途を網羅したプロファイルテンプレート

 そのほかにも[エクスプローラー]ビューからエディターへアイテムをドラッグ&ドロップしてリンクやパスを追加できるドロップセレクター(Drop selector)、カラーフォーマットを挿入・変更するための独立したカラーピッカー、バージョン管理ツールのメッセージボックスでも利用できるようになったクイックフィックス、Markdownエディターに動画ファイルをドラッグ&ドロップしてビデオタグを挿入する機能などが新たにサポートされている。

アイテムをドラッグ&ドロップしてリンクやパスを追加できるドロップセレクター
スタンドアロンのカラーピッカー。コマンドパレットからON/OFFできる

ソフトウェア情報

「Visual Studio Code」Windows向け安定版
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8/10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.78(23/05/04)