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ReFSベースの「Dev Drive」が一般公開 ~開発リポジトリの保管場所に最適なボリューム

「Microsoft Defender」ウイルス対策の新モードで速度とセキュリティを両立

「Dev Drive」が一般公開

 米Microsoftは9月26日(現地時間)、開発者向けにカスタマイズされた新しいストレージボリューム「Dev Drive」を一般公開した。同日リリースされた2023年9月非セキュリティプレビュー更新プログラムを適用すると利用可能。編集部にて、「Windows 11 バージョン 22H2」で動作を確認している。

 「Dev Drive」は、ファイルシステム「ReFS」(Resilient File System)をベースとしたアプリ開発リポジトリを保管するためのボリューム。「ReFS」はMicrosoft最新のファイルシステムで、大規模なデータセットを効率的に扱える上、破損に対する回復性、データの整合性維持に優れる。つまり、リポジトリを置いておくにはうってつけのファイルシステムといえる。

 また、「Microsoft Defender for Antivirus」の新しいパフォーマンスモードが利用できるのも特徴。信頼できるリポジトリであってもアンチウイルス機能を無効化するわけにはいかないが、かといってそれがファイルI/Oを妨げ、ビルド速度に悪影響を及ぼすのも問題だ。新しいパフォーマンスモードはこれを解決するために導入されたもので、ファイルアクセスとウイルススキャンを非同期に行う。これにより、セキュリティを維持しながらもファイルI/Oシナリオのビルド時間を最大30%改善するという。

 「Dev Drive」は「設定」アプリの[システム]-[ストレージ]-[ディスクとボリューム]ページから作成可能。[システム]-[開発者向け]ページにも関連オプションがまとめられている。「Windows セキュリティ」アプリの「Dev Drive」関連オプションにもここからアクセスできる。

「Dev Drive」の作成
[システム]-[開発者向け]ページ

 ただし、「Microsoft Defender」ウイルス対策のパフォーマンスモードを利用するには、事前の設定が必要。個人で試す場合は、管理者権限の「PowerShell」で以下のコマンドを実行するのが手軽だ。

Set-MpPreference -PerformanceModeStatus Enabled
管理者権限の「PowerShell」でコマンドを実行

 パフォーマンスモードが有効化されると、「Windows セキュリティ」アプリの[ウイルスと脅威の防止]-[ウイルスと脅威の防止の設定]ページに「Dev Drive protection」のトグルスイッチが現れる(編集部未確認)。

「Windows セキュリティ」アプリの[ウイルスと脅威の防止]-[ウイルスと脅威の防止の設定]ページ