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無料の動体検知付き監視カメラ録画ツール「LiveCapture3」にAI物体検出機能が追加

人・動物・乗り物を検出して録画を開始可能

「LiveCapture3」v3.5.00.05310

 動体検知機能つきの監視カメラ録画ツール「LiveCapture3」v3.5.00.05310が、6月1日に公開された。本バージョンでは、AIを使ってカメラに映った特定の物体を検出し、録画の開始を行う機能が追加されている。

 対象物体の検出機能は拡張機能で実現されており、別途「LiveCapture3 AI物体検出 拡張機能」をダウンロード・インストールする必要がある。人・動物・乗り物の検出が可能で、編集部で使用したところ、「Teddy bear」など物体のより細かい分類まで検出できるようだが、録画開始とトリガーとしては上記の3種類への分類となる。

物体の細かい分類まで検出できる

 対象物体の検出機能を利用するには、拡張機能がインストールされた状態で、設定画面を開いて[監視設定]タブの[AI物体検出を有効にする]オプションをONにすればよい。[AI物体検出設定]ダイアログをひらけば、検出する物体の3分類を個別にON/OFFできるほか、[検出スコア閾値]スライドバーで、プレビューを見ながら検出精度の指定ができる。

設定画面の[監視設定]タブから対象物体の検出機能を有効化可能
検出の詳細設定を行える[AI物体検出設定]ダイアログ

 そのほか、録画を開始する検出物体の数を指定することも可能だ。たとえば3人の人が集まったら録画を開始するといった設定ができる。

 「LiveCapture3」は、動くものが映った際に録画を開始する機能などを備える監視カメラ録画ツール。リコーの360度全天球VRカメラ「THETA」やサーモグラフィーカメラ「FLIR」などに対応するほか、スマートフォンのカメラを監視カメラ代わりにすることもできる。

 64bit版のWindows 10に対応するフリーソフトで、商用利用時には問い合わせが必要。編集部にてWindows 11での動作も確認した。現在、公式Webサイトや窓の杜からダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「LiveCapture3」
【著作権者】
市川 由紀夫 氏
【対応OS】
64bit版のWindows 10
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.5.00.05310(23/06/01)