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特定のセキュリティソフトが原因で「Outlook」などが開けなくなる問題が発生中

2023年6月のセキュリティ更新プログラム以降で

同社のリリース

 米Microsoftは6月28日(現地時間)、2023年6月のセキュリティ更新プログラムを適用したWindows 10/11で、「Outlook」や「Office」といったMicrosoft製品やサードパーティアプリが起動できなくなる問題が発生していることを明らかにした。

 この問題はセキュリティソフト「Trellix Endpoint Security」v35.31.25およびそれ以前のバージョンがインストールされた環境で、64bit版OSで32bit版アプリを動かしていた場合に発生し、アプリを開こうとするとアクセス違反でイベントログに「module is unknown」というエラーが記録される。

 影響するプラットフォームは、以下の通り。

  • Windows 11 バージョン 22H2
  • Windows 10 バージョン 22H2
  • Windows 11 バージョン 21H2
  • Windows 10 バージョン 21H2
  • Windows Server 2022

 この問題は「Trellix」のEndpoint Security Agent(HX)」v35.31.25以降で解決されているとのこと。最新版でも解決しない場合や、他のセキュリティ製品でこの問題が発生した場合は、開発元に問い合わせてほしいとしている。

 なお、ホームユーザーがこの問題に遭遇することはない。「Trellix Endpoint Security」が企業向けの製品であるためだ。