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「ChromeOS 115」が正式公開 ~Androidアプリのストリーミングがサポート

「スマート フォン ハブ」(Phone Hub)の機能拡充で

Google、「ChromeOS 115」を発表

 米Googleは7月22日(日本時間)、「ChromeOS 115」をStableチャネルへ導入したと発表した。「ChromeOS 115」の目玉は、「スマート フォン ハブ」でアプリのストリーミングがサポートされたことだ。

 「スマート フォン ハブ」(Phone Hub)は、ChromebookとAndroidスマートフォンを連携させる機能。設定画面で接続を完了すると、Chromebookのシェルフ(タスクバー)にスマートフォンアイコンが追加され、ここからスマートフォンの電波状況やバッテリー残量を確認したり、ホットスポットを有効化したり、スマートフォンをサイレントモードにすることができる。スマートフォンを失くしたときに、音を鳴らしてどこにあるのかを探すことも可能。

設定画面で「スマート フォン ハブ」をセットアップ
ChromebookとAndroidスマートフォンを連携させる
スマートフォンの電波状況やバッテリー残量を確認したり、ホットスポットを有効化したり、スマートフォンをサイレントモードにすることができる

 今回のアップデートでは、この「スマート フォン ハブ」でAndroidアプリのストリーミング(App Streaming)がサポートされた。スマートフォンにインストールされているアプリをChromebookで表示することが可能で、メッセージアプリへの返信やショッピングアプリの配送状況確認、タスク管理アプリでの買い物リスト編集といった操作を手軽に行うことができる。

 そのほかにも、本ビルドでは以下の改善が行われている。

  • ショートカットアプリのデザイン変更
  • PDFドキュメントにした署名を保存

 以上の改善は段階的に配信されるため、すぐには利用できないことがあるので注意したい。

 セキュリティ関連の修正は、全5件。深刻度の内訳は、4段階中上から2番目の「High」が3件、3番目の「Medium」が1件、最低の「Low」が1件となっている。

 「ChromeOS」のアップデートは、一部の環境から順次展開される。アップデートできるようになると、「設定」画面の[ChromeOS について]画面から適用が可能だ。