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インストールUSBの簡単作成ツール「Rufus」v4.2、ZIP64をサポート

現在のイメージをVHDX/FFUで保存・復元する機能も

圧縮されたVHDX/FFUで保存・復元できるようになった「Rufus」v4.2

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v4.2が、7月26日(日本時間)に公開された。今回のアップデートではZIP64がサポートされ、4GBを超えるZIP形式書庫ファイルを扱えるようになっている。

 また、現在のイメージファイルを圧縮されたVHDXへ保存したり、逆に既存のVHDXからイメージファイルを復元する機能が追加された。圧縮されたFFU(Full Flash Update)イメージでも同様の操作がサポートされる。

 VHDXへ保存するには、[詳細なドライブ プロパティを表示]というエリアをクリックする。すると、デバイスプルダウンの右側に[保存]ボタンが現れるのでそれをクリックすればよい。復元は[選択]ボタンから行える。

 そのほかにも、不具合の修正や細かい仕様変更が行われ、安定性とユーザービリティが改善されている。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。Windowsであればバージョンやロケールを指定してMicrosoftのWebサイトからOSのイメージファイルをダウンロードすることも可能で、Windows 11の最小システム要件のチェックをバイパスしたり、デバイス暗号化技術「BitLocker」を無効化したり、OSのインストール時に指定したローカルユーザーを作成するオプションも備える。

 「GitHub」でオープンソースでの開発が行われており、ライセンスは「GPL-3.0」。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。「Microsoft Store」から入手することもできる。

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.2(23/07/26)