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「Rufus」v4.5が正式版に ~インストールUSBの簡単作成ツール

「Rufus MBR」の使用を切り替えるチートモードなどを追加

「Rufus」v4.5

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v4.5が、5月22日(日本時間)に公開された。「GitHub」でオープンソースでの開発が行われており、ライセンスは「GPL-3.0」。現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロード可能。「Microsoft Store」から入手することもできる。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。Windowsであればバージョンやロケールを指定してMicrosoftのWebサイトからOSのイメージファイルをダウンロードすることも可能で、Windows 11の最小システム要件のチェックをバイパスしたり、デバイス暗号化技術「BitLocker」を無効化したり、OSのインストール時に指定したローカルユーザーを作成するオプションも備える。

Windowsイメージファイルのダウンロードから、Windows 11の最小システム要件チェックのバイパスまでをシームレスに行える

 本バージョンでは、Windowsインストールメディア作成時に「Rufus MBR」の使用を切り替えるチートモード([Alt]+[A]キー)を追加。詳細モードにランタイムUEFIメディア検証を実行するためのオプションが導入された。

[Alt]+[A]キーでステータスバーに「Rufus MBR」の使用可否が表示される

 また、以前紹介したv4.2からは「Dev Drive」が検出されないようにする機能や、WindowsインストールをSモードに制限するエキスパート機能などが追加されている。

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 8以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
4.5(24/05/22)