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ローカルアカウントのOSセットアップも簡単 ~インストールメディア作成ツール「Rufus」v3.20

データ収集の無効化、Windows 11の要件チェック回避もお手軽

「Rufus」v3.20

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v3.20が、8月4日(日本時間)に公開された。64bit版を含むWindows 7以降に対応しており、現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、「Windows User Experience」オプションがWindows 10で利用できるようになった。これはブータブルメディアを作成する際にOSのセットアップ方法をいくつかカスタマイズする機能。以下のような設定項目が用意されている。

  • Windows 11のシステム要件チェック(Secure Boot、TPM 2.0など)をバイパスする(Windows 11のみ)
  • データ収集を無効化して、プライバシー関連の質問をスキップする
  • ローカルアカウントを現在のユーザーと同じ名前でセットアップする
  • 地域の設定を現在のユーザーと同じ設定にする

 「Rufus 3.19」でWindows 11がサポートされていたが、本バージョンではWindows 10にも対応した。

Windows 11のインストールメディアを作成する際の「Windows User Experience」オプション
Windows 10のインストールメディアを作成する際の「Windows User Experience」オプション

 そのほかにもいくつかの不具合が修正され、安定性が向上している。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。また、フットプリントが小さく、軽快に動作するのも特徴。類似ソフトの2倍の速さでインストールメディアを作成できるとされている。

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.20(22/08/04)