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Windows 11のシステム要件を更新でも迂回可能に ~インストールメディア作成ツール「Rufus」v3.18

「FreeDOS」はv1.3に。脆弱性の修正も

「Rufus」v3.18

 ブータブルUSBドライブを簡単に作成できるツール「Rufus」の最新版v3.18が、3月12日(日本時間)に公開された。64bit版を含むWindows 7以降に対応しており、現在、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、「Windows 11」のインプレースアップグレード制約を迂回する処理を追加。最小システム要件を満たさず、アップグレードを拒否される環境であっても、OSをWindows 11へアップグレードできるようになった。新規インストールの場合は、Windows 11のインストールメディアを作成する際に「拡張」(Extended)モードを選択すればシステム要件を迂回できる。

 そのほかにも、「FreeDOS 1.3」への更新をはじめとする改善が施されている。DLLのサイドローディングの脆弱性も修正されているとのことなので、「Rufus」を利用する際はかならず最新版を利用するように心がけたい。

 「Rufus」は、OSのISOイメージファイルをUSBドライブへ書き込んでインストールメディアを作成するツール。Windows以外にも、各種LinuxディストリビューションやBSD系OS、DOSなど、幅広いOSをサポートしている。また、フットプリントが小さく、軽快に動作するのも特徴。類似ソフトの2倍の速さでインストールメディアを作成できるのが魅力だ。

ソフトウェア情報

「Rufus」
【著作権者】
Pete Batard 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.18(22/03/12)