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Dev版「Windows 11」Build 23531がリリース ~プレビュービルドの有効期限に注意

既存機能の不具合修正が中心のアップデート

「Windows 11 Insider Preview」Build 23531(ni_prerelease)がDevチャネルでリリース

 米Microsoftは8月25日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 23531をDevチャネルでリリースした。対応する開発キット(SDK)もダウンロード可能。

 Build 23531には目を引く新機能は追加されておらず、既存機能の不具合修正が中心だ。検索ボックスで実施された改善や安定性の向上は、「Windows 11 バージョン 22H2」の2023年8月非セキュリティプレビュー更新プログラムにも導入されているため、製品版OSでもそのうち体験できる。

 そのほかにも、EEA(欧州経済領域)でWindowsのシステムコンポーネントが既定のWebブラウザーを利用してリンクを開くようになった。前ビルドで指摘されていたセーフモードで「explorer.exe」が動作しない問題なども修正されている。

 なお、Devチャネルの「Insider Preview」ビルドの有効期限が1年延長され、2024年9月15日に更新されている。古いビルドを利用している場合は、有効期限が切れる前に新しいビルドへアップグレードしておきたい。

 「Windows Insider Preview」は、製品としてリリースされる前のプレビュー版のOSを試すことのできるパイロットプログラム。なかでもDevチャネルは開発チームのアイデアを試す場となっており、さまざまな新機能に触れることができる。

 ただし、ここで試される機能はあくまでも実験的なもので、製品版に導入されるとは限らないほか、製品ビルドに比べると不安定なので、利用の際は注意したい。また、機能の一部は段階的に展開されるため、すぐには利用できない可能性がある。