エレコムより“握らないトラックボール”が登場、約4年ぶりの新シリーズ「IST」

トラックボールの新シリーズ「IST（イスト）」

　エレコム（株）は、トラックボールの新シリーズ「IST（イスト）」のBluetooth無線モデルを11月中旬より販売開始した。直営通販サイト「エレコムダイレクトショップ本店」での販売価格は7,480円。

　本製品は、楽な姿勢で操作できるエルゴノミクス形状を採用し、なめらかな操作性を実現した親指操作タイプのトラックボールマウス。手の大きさや握り方を問わず手になじむ形状が特長だ。

　ボールの支持方式は人工ルビーモデルおよびベアリングモデルが用意されており、カラーはブラックとホワイトの2色を展開。また、交換用の人工ルビーユニットおよびベアリングユニットは別売でラインナップされる。

3モデルがラインナップされ、順次発売予定

　今回、4年ぶりとなる新シリーズを開発するにあたり、トラックボールユーザーを対象として事前にアンケート調査をしたところ、製品を選ぶ際「握り心地・フィット感」「ボール操作のなめらかさ」を重要視していることがわかったという。「IST」シリーズでは、同社30年のマウス開発のノウハウを結集し、親指型トラックボールの使いやすさを追求した造形と、好みに合わせて支持方式を変更できる交換式支持ユニットが新開発された。

新開発された交換式支持ユニット

　ボールを支える支持部分にはミネベアミツミ社製の高性能ベアリングを採用。摩擦による抵抗が減り、空中に浮いているような、なめらかな操球が実現された。また、ベアリング支持方式はボール表面を擦らないため、支持部分にゴミが集まりにくく、長期間メンテナンスフリーで使用できる。支持部分は簡単に取り外し可能で、ベアリングはもちろん、人工ルビーにも交換可能だ。

別売のベアリングは長時間メンテナンスフリーで交換も可能

人口ルビー（別売）も簡単に取り外し・交換ができる

　「IST」シリーズでは、ボールを動かす親指を中心に、クリックやホイール操作をする人差し指・中指、マウス自体を保持する薬指・小指・掌が無理なく楽な姿勢のままで操作できる形状が追求された。また、手首に負担がかからない角度を採用し、長時間でも快適に作業できるとのこと。

負担がかからない角度で作業が可能

　ボールの操作範囲を可能な限り拡大するため、一般的なサイズよりもひと回り大きい直径36mmの大型ボールを搭載。なめらかに表面加工された大型ボールによって、一度の操作でポインターを広範囲かつ繊細に動かすことができる。

36mmの大型ボールを搭載

「IST」シリーズ 主な共通仕様

• 電波周波数：2.4GHz帯
• センサー分解能：500DPI
• ボタン数：5個（ホイールボタン含む）
• ホイール数：1個
• ボール径：直径約36mm
• 外形寸法：幅約96mm×奥行約126mm×高さ約52mm