ニュース

Apple、「macOS Sonoma 14.2」を公開 ~任意コード実行など39件の脆弱性を修正

macOS Ventura/Monterey、Safari、tvOS、watchOSなどにもセキュリティ修正

Apple、「macOS Sonoma 14.2」を公開

 米Appleは12月11日(現地時間)、「macOS Sonoma 14.2」を正式にリリースした。重要なセキュリティ修正を含むマイナーアップデートで、旧バージョンの「macOS」にもセキュリティパッチが展開中だ。

 「macOS Sonoma 14.2」では、PDFのオートフィル機能でフォームのフィールドを識別して「連絡先」アプリ内の名前や住所データを入力できるようになった。また、「メッセージ」アプリも強化。最初の未読メッセージへ簡単にジャンプできる矢印アイコンが追加されたほか、バブルにステッカーを直接貼れるようになるといった変更が施されている。

 さらに、「天気」アプリで今後10日間の降水量を確認したり、アニメーションで今後24時間の風向きを表示可能になった。ウィジェットで日の出と日の入り時刻・体感温度・風速・今後1時間の降水量などを表示することもできる。このほかにも時計や「Apple Music」にも改善が施された。

 セキュリティ関連ではCVE番号ベースで39件の脆弱性が修正された。AppleGraphicsControlやAppleVA、CoreServices、ImageIO、WebKitなどで任意のコードを実行される脆弱性や、カーネルでサンドボックスを回避される脆弱性も含まれるため、できるだけ早いアップデートが必要だろう。

 そのほかにも、以下のApple製品でセキュリティ修正が行われているので注意してほしい(括弧内はCVSSが附番された脆弱性の件数)。