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「Microsoft Edge 123」がリリース ~サンドボックス迂回を阻むセキュリティ層を追加
セキュリティ関係の修正は全9件
2024年3月25日 10:25
米Microsoftは3月22日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v123.0.2420.53を安定(Stable)チャネルでリリースした。
「Edge 123」では、プロセス間通信をターゲットとした攻撃に対処するため、新しいセキュリティレイヤーを追加。Stable(安定)チャネルへの展開が開始される。脆弱性の影響を最小限にとどめるセキュリティ機能「サンドボックス」を迂回しようとする攻撃への効果が期待できる。
そのほかの変更点は、主に企業向けのものだ。管理サービスを利用して組織のブランディングをカスタマイズし、「Edge for Business」で組織名、アクセントカラー、組織のロゴ、タスクバーアイコンのオーバーレイなどを変更できる。また、「Microsoft Edge for Business」の自動プロファイル切り替えも管理サービスでコントロールできるようになる。
セキュリティ関係の修正は、全9件。内容は「Chrome 123」で修正された「Chromium」由来の問題7件に加え、「Edge」固有の脆弱性が2件修正されている。最大深刻度は「High」。
- CVE-2024-29057:Microsoft Edge (Chromium-based) Spoofing Vulnerability
- CVE-2024-26247:Microsoft Edge (Chromium-based) Security Feature Bypass Vulnerability
デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。