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未成年の性的コンテンツ拡散を防ぐ ~アメリカの「Take It Down」が日本語に対応

画像や動画のハッシュ値のみを各種プラットフォームで共有して拡散を制限

「Take It Down」が日本語に対応

 Metaは6月6日(日本時間)、未成年の性的コンテンツの拡散を防ぐ無料のサービス「Take It Down」が日本語に対応したことを発表した。

 「Take It Down」は、全米行方不明・被搾取児童センター(NCMEC)が提供する申請プラットフォーム。未成年の性的な画像や動画を申請することで、「Take It Down」に加盟するSNSやサービス上で該当する画像や動画が検出された場合、削除またはオンラインでの拡散を防ぐ。現在、同サービスに加盟しているのは、以下のプラットフォーム。

  • Facebook
  • Instagram
  • TikTok
  • Snap Inc.
  • Threads
  • Yubo
  • Pornhub
  • OnlyFans
  • Clips4Sale
  • RedGIFs

 仕組みは、まず手順に沿って、自身の拡散を防ぎたい画像や動画を申請することで、ハッシュ値(デジタル指紋)が生成される。生成されたハッシュ値のみが「Take It Down」に加盟するプラットフォームにシェアされ、プラットフォーム上でハッシュ値が一致する画像や動画を検出した場合に拡散を制限できる。なお、画像や動画自体はアップロードされることはない。

画像や動画を申請する。なお、サイト上にアップロードされることはない。出典は「Take It Down」より

 対象者は18歳未満の未成年のほか、未成年のころに撮影された画像や動画がオンラインでシェアされてしまった、または今後シェアされるかもしれないと思われる人としている。

 同サービスはNCMECによって2023年2月に開始。米Metaが開発を支援した。