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Windows 11環境で「フォト」アプリが起動できない問題、Microsoftが緩和策を案内中

「Windows App SDK」を最新版へ

同社のリリース

 Windows 11環境で「フォト」アプリの起動に失敗する問題に関し、米Microsoftは7月15日(現地時間)、緩和策を明らかにした。

 この問題は、2024年6月4日以降に「Microsoft Store」から「フォト」アプリをアップデート(バージョン 2024.11050.29009.0以降)すると、アプリを起動しても読み込み中を示す回転インジケーターが表示されたまま、正常に起動を完了できないというもの。「Process Monitor」(Procmon)で監視すると、プロセス終了時のアクセス拒否エラー(Exit Status: -2147024891)が表示されることがある。

 同社によると、この問題は最新の最新の「Windows App SDK」をダウンロードし、管理者権限でインストールすることで緩和できる。現行の最新版は米国時間7月9日付けでリリースされたv1.5.5で、x86、x64、arm64向けのバイナリが用意されている。

 なお、この問題は「Prevent non-admin users from installing packaged Windows apps」というポリシー、またはそれと同じ動作をするCSP(Configuration Service Provider)ポリシー「BlockNonAdminUserInstall」を有効にしている場合に発生する可能性が高いとのこと。これらはHomeエディションのWindows 11では設定できないため、一般の家庭環境で発生することはないだろう。影響を受けるプラットフォームは「Windows 11、バージョン 22H2/23H2」のみで、サーバーOSやWindows 10環境では発生しない。