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Windows 11の「フォト」アプリに「Microsoft Designer」のAI編集機能がビルトイン

被写体の選択、背景の削除・ぼかし、カラーポップなどで写真がプロの仕上がりに

「フォト」アプリと「Microsoft Designer」の連携が強化

 米Microsoftは7月17日(現地時間)、Windows 11標準の写真アプリ「フォト」とAIデザインツール「Microsoft Designer」との連携を強化したと発表した。この改善は「フォト」アプリのv2024.11070.12001.0およびそれ以降に展開される。

 今回の改善では、「フォト」アプリに閲覧中の写真を「Designer」で編集するためのボタンが追加された。これをクリックすると、「フォト」アプリの内部で「Designer」が起動し、AIを活用したさまざまな編集を行うことが可能。たとえば被写体をインテリジェントに検出し、オブジェクトを削除したり、背景をぼかしたり、背景を削除したりできる。カラーポップでクリエイティブなセンスを加えたり、自動トリミングで画像の視覚的インパクトを高めたり、新しいテキストとマークアップ機能でクリエイティブなアイデアを実現することも可能。もちろん、フィルターや調整といったお馴染みの編集機能にもアクセスできる。

 従来はWebブラウザーで「Designer」を開き、写真をアップロードして編集を行う必要があったが、「フォト」アプリ上ですべてを完結できるのがうれしいポイントだ。「Designer」のAI編集ツールは「フォト」アプリの編集機能よりも優れているものが多く、素人でも専門家のようなレタッチが行える。

「フォト」アプリに「Microsoft Designer」のAI編集機能がビルトイン

 ただし、この機能がサポートされるのは今のところOSの表示言語を英語、スペイン語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)に設定している場合のみだ。日本語への対応に期待したい。