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タブのプレビューに対応した「Firefox 131」が正式版に ~Webサイトの権限管理も改善

セキュリティ関連の修正は13件

「Firefox」v131.0

 Mozillaは10月1日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v131.0をリリースチャネルで公開した。「Firefox 131」では、バックグラウンドタブにマウスを移動すると、タブプレビューが表示されるようになった。わざわざタブを切り替えなくても内容をチェックできるため、目的のタブを見つけやすくなる。

バックグラウンドタブにマウスを移動すると、タブプレビューが表示されるように

 また、Webサイトに位置情報などへアクセスする権限を与える際、許可が一時的となった。アドレスバーの設定パネルで[一時的な許可]ラベルを取り除かない限り、与えた許可は1時間後またはタブが閉じらると取り消される。

アドレスバーのWehサイト設定パネル

 そのほかにも、デフォルトの翻訳言語を提案する際、「Firefox」は以前に翻訳に使用した言語を考慮するようになった(日本語は未対応)。検索バーが空の場合に、[Shift]キーを押しながら[Enter]キーまたはマウスクリックすることで検索エンジンのホームページへ移動する機能も再導入されている。

 セキュリティ関連の修正は、13件。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中上から2番目の「High」が7件、3番目の「Moderate」が3件、最低の「Low」が3件となっている。任意コードの実行などにつながりうる問題なども対処されているので、できるだけ早めにアップデートしておきたい。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。