ニュース

「Apex Legends」がLinuxからのアクセスを遮断し、Steam Deckでプレイ不可に

ユーザー数に対してチートの使用・開発が目立つため。他プラットフォームは影響なし

「Apex Legends」のWebサイト

 米Electronic Artsが提供するFPSゲーム「Apex Legends(エーペックスレジェンズ)」は11月1日、Linuxからのゲームへのアクセスを遮断すると発表した。この影響で、ポータブルゲーム機「Steam Deck」でのゲームプレイができなくなる。なお、Windows版(Steam版を含む)や家庭用ゲーム機でのサービスに影響はない。



 本作ではさまざまなチート(不正行為)対策が施されているが、今年春には世界大会でチートが強制的に付与される事件が発生するなど、チートの問題が取りざたされることが多い。運営チームがチートについて調査した結果、Linuxからのユーザー数は少ないにも関わらずチート使用者が多く、オープンな環境であるLinuxはチートの使用や開発の温床となっていたという。

 「Steam Deck」はLinuxベースのSteamOSを搭載しているため、今回の措置により本作をプレイできなくなる。運営チームは、本物の「Steam Deck」からのアクセスと、「Steam Deck」を装ったLinux(チートに使われる)のアクセスを区別する確実な方法がないためだと説明している。ただし、「Steam Deck」に搭載されたSteamOSを削除し、Windowsをインストールすれば、再び本作のプレイが可能となる。

 今回のLinuxからのアクセスの遮断について運営チームは、継続的なチート対策の取り組みの一部に過ぎないと語っている。