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GPUにおけるゼロデイ脆弱性に対処 ~「Microsoft Edge」にセキュリティ更新

v134.0.3124.66への更新を

「Microsoft Edge」v134.0.3124.66

 米Microsoftは3月11日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v134.0.3124.62を安定(Stable)チャネルでリリースした。翌12日には続けてv134.0.3124.66が展開されている。

 本バージョンは、原則週に1回実施されているセキュリティアップデート。ベースとなっている「Chromium」がv134.0.6998.89へとアップデートされ、CVE番号ベースで5件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-1920:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-2135:Type Confusion in V8(High)
  • CVE-2025-24201:Out of bounds write in GPU on Mac(High)
  • CVE-2025-2136:Use after free in Inspector(Medium)
  • CVE-2025-2137:Out of bounds read in V8(Medium)

 なかでもMac版におけるGPUの境界外書き込みの脆弱性「CVE-2025-24201」は、すでに悪用の報告がある。できるだけ早いアップデートが必要だ。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。