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「Microsoft Edge」もゼロデイ脆弱性に対処、v134.0.3124.93への更新を

IPCモジュール「Mojo」にセキュリティ欠陥。すでに悪用の報告も

「Microsoft Edge」v134.0.3124.93

 米Microsoftは3月26日(現地時間)、デスクトップ向け「Microsoft Edge」v134.0.3124.93を安定(Stable)チャネルでリリースした。ゼロデイ脆弱性に対処した緊急性の高いセキュリティアップデートとなっている。

 今回のアップデートでは、ベースとなっている「Chromium」がv134.0.6998.177/.178へとアップデートされ、CVE番号ベースで以下の1件の脆弱性が修正された。

  • CVE-2025-2783:Incorrect handle provided in unspecified circumstances in Mojo on Windows

 深刻度の評価は「High」にとどまるものの、すでに悪用が確認されており、一刻も早いアップデートが必要だ。なお、この脆弱性はWindows版のみに影響する。

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面右上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。