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「Firefox 137.0.2」がリリース ~不具合と脆弱性を修正
2025年4月16日 10:52
Mozillaは4月15日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v137.0.2をリリースチャネルで公開した。以下の問題に対処したマイナーアップデートとなっている。
- 一部macOS環境の「about:logins」でパスワードをエクスポートする際、ファイルピッカーが表示されない
- 新しいPDF署名機能のアクセシビリティに関する問題
- スタイルエディターでペーストするためにコンテキストメニューを使用するとコードが2回挿入される
- 「Firefox 137」で導入された XSLT サポートの機能的な不具合
- Windowsでホバー時にツールチップがちらつく
- 一部のHTML5ビデオプレイヤーで「Firefox」がクリックに反応しない
- クリックイベントで「preventDefault()」が呼び出されたときにラジオ入力が正しく動作しない
- 一部の環境でアップデートを完了するために「Firefox」を複数回再起動しなければならなかった
セキュリティ関連の修正は、CVE番号ベースで1件。「nsHttpTransaction」の競合状態により、メモリが破壊される欠陥(CVE-2025-3608)が修正された。深刻度は4段階中上から2番目の「High」と評価されている。
デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。