NEWS(09/10/28 16:53)

「PowerShell」v2などを含むWindows管理ツール群“Management Framework”正式版

Windows 7に標準搭載されている「PowerShell」v2.0などをXP/Vistaでも利用可能に

「PowerShell」v2.0「PowerShell」v2.0

「Windows PowerShell ISE」「Windows PowerShell ISE」

 米Microsoft Corporationは27日(現地時間)、Windowsを管理するためのツール・ライブラリを集めたフレームワーク「Windows Management Framework」の正式版をWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008向けに無償公開した。「Windows Management Framework」には、「PowerShell」v2.0をはじめとする管理ツールが含まれており、22日に発売された新OS“Windows 7”には標準搭載されている。

 「PowerShell」v2.0では、複数のPCをネットワーク経由でリモート管理する機能、バックグラウンドで作業を非同期処理する機能、イベント処理の機能などが追加されたほか、統合スクリプト環境「Windows PowerShell ISE(Integrated Scripting Environment)」が追加された。「Windows PowerShell ISE」では、タブ切り替え式で複数のスクリプトを編集・実行することが可能。

 そのほか「Windows Management Framework」には、PCなどを遠隔操作するための標準規格“WS-Management”を実装した「WinRM(Windows Remote Management)」v2.0、クライアントとサーバー間でファイルを転送するサービス「バックグラウンド インテリジェント転送サービス(BITS)」v4.0などが含まれている。

「Windows Management Framework Core」

【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/Server 2003 x64/Vista x64/Server 2008 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
968930(09/10/26)

(柳 英俊)