NEWS(09/11/18 18:47)

複数アカウントやユーザーリストに対応した多機能Twitterクライアント「Seesmic」

Windows 7へ最適化しており動作速度も良好、タイムラインを複数列並べて表示可能

「Seesmic for Windows」v0.5.0「Seesmic for Windows」v0.5.0

 Seesmic Inc.は18日、マルチアカウント・ユーザーリスト・検索タイムラインなどに対応した多機能な“Twitter”クライアント「Seesmic for Windows」を公開した。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows XP/Vista/7で動作を確認した。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能で、ダウンロードの際は名前とメールアドレスの登録が必要。

 本ソフトは、“Twitter”のさまざまなタイムラインを複数列表示して一覧できるクライアント。画面全体の様子は、「TweetDeck」や「sobees lite」などのTwitterクライアントと似ており、複数アカウントの“ホーム”“返信”“ダイレクトメッセージ”といったタイムラインを同時に並べて表示できるほか、特定のキーワードによるリアルタイム検索の結果などを表示することも可能。

 さらに先日公開された新機能“リスト”にも対応。これはTwitterのユーザーを好みのリストに登録して分類できる機能で、リストに登録されたユーザーのつぶやきをタイムラインとして扱うことが可能。ユーザーを分類することにより、特定の話題に関するつぶやきを集約しやすい。ただし現在のところ、自分が作成したリストのみ閲覧可能で、フォローしているリストは表示できないようだ。

 画面左にはナビゲーションバーが備わっており、任意のタイムラインを簡単に呼び出すことが可能。画面外に追いやられてしまったタイムラインの列も、横スクロールして表示できる。またナビゲーションバー上では、表示中のタイムラインはハイライト、非表示のタイムラインはグレーアウトされる仕組みなので、どのタイムラインを開いているのかも一目瞭然だ。

 また、各タイムラインは列の左上にあるアイコンをドラッグ&ドロップすることで簡単に並び替えられるほか、画面左端のタブを利用して、表示するタイムラインを用途に応じて限定することも可能。たとえば、“Serches”タブでは検索のタイムラインのみ、“Userlists”タブではリストのタイムラインのみが表示される仕組み。

各タイムラインは左上にあるアイコンをドラッグ&ドロップすることで簡単に並び替えられる各タイムラインは左上にあるアイコンをドラッグ&ドロップすることで簡単に並び替えられる

画面左端のタブで表示するタイムラインを限定することも可能画面左端のタブで表示するタイムラインを限定することも可能

 なお、返信やRetweetはユーザーのアイコン上へマウスカーソルを移動させるとメニューが現れるので、そこから行う仕組み。ユーザーアイコンはドラッグ可能で、リストのタイムラインへドロップすれば簡単に当該ユーザーをリストへ追加できる。Retweetの書式は、設定画面で4種類から選択可能。

返信やRetweetはユーザーのアイコン上に表示されるボタンから行う返信やRetweetはユーザーのアイコン上に表示されるボタンから行う

Retweetの書式は、設定画面で4種類から選択可能Retweetの書式は、設定画面で4種類から選択可能

 また、メッセージの投稿機能では複数アカウントへのマルチポストに対応するほか、“bit.ly”などを利用してURLを短縮したり、“TwitPic”などと連携して写真をアップロードしてつぶやくことも可能。

メッセージの投稿機能では、“bit.ly”などのURL短縮サービスや“TwitPic”などの写真共有サービスを利用できるほか、複数アカウントへのマルチポストにも対応している。メッセージの投稿機能では、“bit.ly”などのURL短縮サービスや“TwitPic”などの写真共有サービスを利用できるほか、複数アカウントへのマルチポストにも対応している。

 本ソフトはWindows 7に最適化されているとのことで、編集部にてWindows 7で試用したところ動作速度に不満はない。ただし、ユーザーアイコンがときどき消えてしまうなど、多少の不具合も残っているようだ。

【著作権者】
Seesmic Inc.
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows XP/Vista/7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.5.0(09/11/18)

(柳 英俊)