NEWS(11/02/02 17:18)

「アバスト! 無料アンチウイルス」の次期バージョンv6.0のベータ版が公開

疑わしいファイルを隔離実行する機能やWebサイトの評判を調べる機能を新搭載

「アバスト! 無料アンチウイルス」v6.0.945「アバスト! 無料アンチウイルス」v6.0.945

 チェコのAVAST Softwareは1月29日(現地時間)、ウイルス・スパイウェア対策ソフト「アバスト! 無料アンチウイルス」の次期バージョンv6.0のベータ版を公開した。現在、1日公開の最新版v6.0.945を同社のWebサイトからダウンロードできる。

 本ベータ版の特長は、疑わしいプログラムをサンドボックスへ隔離して実行できる“AutoSandbox”機能を追加したこと。ユーザーへの確認を行わずに自動で隔離実行したり、特定のファイルを隔離実行の対象から除外する機能も備える。

 また、同社のもつウイルス情報とコミュニティによる投票をもとにしたデータからWebサイトの“評判(レピュテーション)”を得る“WebRep”機能も新たに搭載。本機能はWebブラウザー向けのプラグインとなっており、Webブラウザーから簡単に閲覧中のWebサイトの危険度や分野といった情報を閲覧できる。現時点ではIE/Firefoxのみで利用可能だが、今後「Google Chrome」でも利用可能になる予定。

疑わしいプログラムをサンドボックスへ隔離して実行できる“AutoSandbox”機能疑わしいプログラムをサンドボックスへ隔離して実行できる“AutoSandbox”機能

Webサイトの“評判(レピュテーション)”を得る“WebRep”機能Webサイトの“評判(レピュテーション)”を得る“WebRep”機能

 そのほか、“スクリプト シールド”や“サイト ブロック”といったこれまで上位版にのみ提供されていた機能が無償版でも利用可能になったほか、インストーラーのファイルサイズが約20%削減されている。

 本ソフトはWindowsに対応するフリーソフトで、非商用の個人利用に限り無償で利用可能。編集部にてWindows 7で動作を確認した。なお、本ソフトはベータ版として提供されているので、利用の際は注意。ローカライズやヘルプファイルの更新が不完全なほか、環境によっては動作が著しく不安定になる恐れがある。

【著作権者】
AVAST Software
【対応OS】
(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(非商用の個人利用のみ)
【バージョン】
6.0.945(11/02/01)

(柳 英俊)