NEWS(11/05/09 18:33)
「Opera」に同梱のWeb開発者向けツール「Opera Dragonfly」が正式版に
“リモートデバッグ”機能でPC以外の端末の「Opera」へ接続することも可能
Opera Software ASAは5日、Webブラウザー「Opera」に同梱のWeb開発者向けツール「Opera Dragonfly」v1.0を公開した。アルファ版の公開から約3年の開発期間を経ての正式版公開となった。
「Opera Dragonfly」は、HTML文書のDOM構造の解析、CSSのリアルタイム編集、スクリプトのデバッグ、ネットワークトラフィックの監視、Webページで読み込まれたリソースの一覧といった機能をもつWeb開発用のツール。「Firefox」で言えば拡張機能「Firebug」にあたるツールだが、はじめからWebブラウザーに統合されているため、ダウンロードやインストールといった作業なしですぐさま利用できる。
また、“リモートデバッグ”機能を備えているのも本ツールの特長。「Opera」は携帯電話やTV、ゲーム機など、PC以外のさまざまなデバイスにも幅広く対応している。本機能はそのようなデバイス上で実際に表示されるWebページをデバッグするための機能で、PCからネットワーク経由でデバイスへ接続・デバッグすることが可能。
さらに、同じPC上で動作する別の「Opera」へも接続できるので、ウィジェットなどの開発にも利用できる。同社によると、本機能は「Opera」のレンダリングエンジン“Presto 2.1”以降を搭載したすべてのデバイスに対応しているとのこと。