NEWS(11/06/09 17:39)

PDFビューワー「Foxit Reader」の英語版がメジャーバージョンアップ、v5.0に

スキン機能を搭載したほか、“リボンUI”を選択可能に

「Foxit Reader」v5.0「Foxit Reader」v5.0

“リボンUI”へ切り替え可能に“リボンUI”へ切り替え可能に

 米Foxit Corporationは5月26日(現地時間)、独自エンジンで高速起動が可能なPDFビューワー「Foxit Reader」の最新英語版となるv5.0を公開した。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

 メジャーバージョンアップとなるv5.0では、カスタマイズ面で多くの改善が盛り込まれている。たとえば、スキン機能が搭載されて画面のカラーリングを4種類から選択できるようになったほか、各メニューのショートカットキーのキーコンビネーションを自由にカスタマイズ可能になった。これまでキーが割り当てられていなかったメニューにも、好みのショートカットキーを割り当てられる。

 さらに、“Microsoft Office 2010”シリーズでおなじみの“リボンUI”を搭載。初期状態では従来通りのツールバー表示となっているが、スキンの切り替えダイアログにある[Use Tabbed Toolbar Mode after restarting]というチェックボックスをONにすることでリボン表示へと切り替えられる。

 加えて、機能面ではXMLをベースとした電子フォーム技術“XFA(XML Forms Architecture)”や、Microsoftの著作権管理技術“Active Directory Rights Management Service(AD RMS)”へ対応したほか、ブックマークやコメントの検索機能が強化されている。

スキン機能スキン機能

ショートカットキーのカスタマイズ機能ショートカットキーのカスタマイズ機能

 そのほか本バージョンでは、メモリへの不正アクセスによってアプリケーションが予期せず終了してしまう脆弱性が修正されている。本脆弱性が悪用されると、最悪の場合、任意コードの実行を許してしまう恐れがあるので、なるべく早急な更新が必要だ。

 なお、本ソフトの日本語版にあたる「Foxit J-Reader」は、昨年11月に公開されたv4.2を最後に更新が途絶えている。このバージョンには脆弱性が含まれているので、利用中のユーザーはv5.0英語版へ移行することをお勧めする。

【著作権者】
Foxit Corporation
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/XP x64/Vista x64/7 x64
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
5.0.1.0523(11/05/26)

(柳 英俊)