NEWS(11/08/01 18:47)

HTML5などを使ったアニメを作成できる「Adobe Edge」のプレビュー版が無償公開

「Flash Professional」を使って作成するようなコンテンツをHTML5などで作成可能

「Adobe Edge Preview」v1.0.0.38.9626「Adobe Edge Preview」v1.0.0.38.9626

 米Adobe Systems Incorporatedは1日、HTMLやJavaScript、CSSなどの標準技術を使ってWebページ上で動作するアニメーションコンテンツを作成できるソフト「Adobe Edge」のプレビュー版「Adobe Edge Preview」を公開した。Windowsなどに対応しており、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。無償で約150日間試用可能で、現在同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。なお、ダウンロードには無償の“Adobe ID”が必要。

 「Adobe Edge」は、IE9や「Google Chrome」「Firefox 5」などのモダンブラウザーや、iOS/AndroidなどスマートフォンのWebブラウザー上で動作するアニメーションコンテンツを作成できるソフト。HTML5やCSS3に対応しており、同社製のFlashコンテンツ作成ソフト「Flash Professional」を使って作成するようなアニメーションを、タイムラインを利用して作成可能。

 タイムライン上では、“キーフレーム”を使って図形や文字などの移動や変形、エフェクトなどを制御できる。移動などの開始地点と終了地点をプレビュー上のドラッグや数値などで指定し、タイムライン上で“キーフレーム”設定すればその間の動きや変化は自動で補完される仕組み。

 また、JPEG/PNG/GIF/SVG画像をインポートしてCSS3を用いたレイアウトを施すことも可能。なお現状、図形は四角形と角を丸めた四角形以外は作成できないが、同社によると今後定期的に新機能を追加していく予定とのこと。

 そのほか、“Adobe Labs”には本ソフトで作成したコンテンツのサンプルファイルも用意されている。

【著作権者】
Adobe Systems Incorporated and its licensors
【対応OS】
Windowsなど(編集部にてWindows Vistaで動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(約150日間試用可能)
【バージョン】
1.0.0.38.9626(11/08/01)

(長谷川 正太郎)