NEWS(11/10/03 14:39)

「アバスト!」が自身の一部をマルウェアと誤検知、修正版定義ファイルが公開

「アバスト!」の自己防衛機能によりファイルは削除されない

 ウイルス対策ソフト「アバスト!(avast!)」が自身のファイルをマルウェアとして検知する問題が、1日より開発元のフォーラムで複数報告されている。同フォーラムでは開発元より、本検知が誤検知であることが表明され、その後2日に誤検知を修正した定義ファイル“111002-0”が公開された。

 報告された誤検知の内容は、「アバスト!」のインストールフォルダ内にあるファイル“aswRunDll.exe”が、“win32:malware-gen”というマルウェアとして検知されるというもの。なお、この検知によりファイルを削除しようとしても、「アバスト!」の自己防衛機能により実際には削除されないとのこと。また、報告は「アバスト!」の旧バージョンであるv5シリーズのユーザーから寄せられており、最新バージョンのv6.0では発生しないものとみられる。

(中村 友次郎)