NEWS(11/10/11 14:49)

5GBの無償ストレージ“Yahoo!ボックス”が公開、プレミアム会員は50GBまで無償

Windows用のクライアントを利用すれば、D&Dで簡単にファイルをアップロード可能

“Yahoo!ボックス”“Yahoo!ボックス”

 “Yahoo! JAPAN”を運営するヤフー(株)は10日、5GBまで無償で利用できるオンラインストレージサービス“Yahoo!ボックス”を公開した。Webブラウザーから利用できるほか、Windows XP/Vista/7に対応するクライアントソフトも用意されており、現在“Yahoo!ボックス”のWebサイトからダウンロードできる。

 “Yahoo!ボックス”は、写真共有サービス“Yahoo!フォト”と老舗のオンラインストレージサービス“Yahoo!ブリーフケース”を統合した新しいオンラインストレージサービス。無償で取得できる“Yahoo! JAPAN ID”さえあれば5GBまで無償で利用できるほか、有償サービス“Yahoo!プレミアム”(月額346円(税込み))に加入していれば50GBまで無償で利用可能。“Yahoo!フォト”“Yahoo!ブリーフケース”へ保存しているデータは、後日“Yahoo!ボックス”へ移行される。

「Windows版Yahoo!ボックス」は、指定したフォルダがオンラインストレージと自動で同期されるタイプ「Windows版Yahoo!ボックス」は、指定したフォルダがオンラインストレージと自動で同期されるタイプ

 PC向けのクライアント「Windows版Yahoo!ボックス」は、指定したフォルダがオンラインストレージと自動で同期されるタイプとなっており、“Yahoo!ボックス”フォルダへのドラッグ&ドロップ操作で簡単にファイルをアップロード可能。アップロードできるファイルのサイズに制限はなく、万が一アップロードに失敗してしまった場合でも、続きからアップロードを再開できるレジューム機能も備えている。サイズの大きなファイルのバックアップや、複数PCでのファイル同期などといった用途に活用できそうだ。

 アップロードしたファイルは、PC・携帯電話・スマートフォンのWebブラウザーからアクセス可能で、Android向けに公開されている専用クライアントソフトを利用すれば、端末で録音した音声をそのままオンラインストレージへ保存したり、オンラインストレージ上の音楽ファイルを端末上で再生することも可能。iPhone/iPod touch向けのクライアントソフトも、近日中の公開が予定されている。また、公開用のURLを取得して第三者とファイルを共有することもできる。

 ヤフーによると、今後は1,000GB(1TB)まで利用可能な有償プランの新設や、ユーザーが亡くなったあとに見られたくないデータを消去したり、家族や友人へデータを譲渡できるサービスの提供などを予定しているとのこと。

設定画面設定画面

“Yahoo!プレミアム”に加入していれば50GBまで無償で利用可能。1,000GBまで利用可能な有償プランも追加される予定“Yahoo!プレミアム”に加入していれば50GBまで無償で利用可能。1,000GBまで利用可能な有償プランも追加される予定

「Windows版Yahoo!ボックス」

【著作権者】
ヤフー(株)
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.0.4520(11/10/10)

(柳 英俊)