NEWS(11/11/17 13:44)

JavaScriptエンジン“V8”の脆弱性を修正した「Google Chrome」最新安定版が公開

深刻度は同社基準で4段階中2番目の“High”

 米Google Inc.は16日(現地時間)、同社製Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版となるv15.0.874.121を公開した。

 本バージョンでは、JavaScriptエンジン“V8”がv3.5.10.24へと更新。バッファの範囲外へのデータの書き込みが行われてしまう脆弱性が修正されている。本脆弱性の深刻度は同社基準で4段階中2番目の“High”と判定されており、発見者であるChristian Holler氏には1,000米ドルの賞金が贈られている。

 そのほか、“iframe”タグ内でSVG画像が正常に表示できないという過去のバージョンアップで発生した不具合が修正されている。

 「Google Chrome」は、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。なお、すでに本ソフトをインストールしている場合は、数日のうちに自動でアップデートされる仕組み。また、バージョン情報画面から手動アップデートすることも可能。

【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
15.0.874.121(11/11/16)

(柳 英俊)