NEWS(11/12/06 17:42)

メールクライアントのユーザーインターフェイスを一新した「Opera」v11.60

ブックマークへの登録が手軽に、新しいWebの仕様をサポート

「Opera」v11.60「Opera」v11.60

 ノルウェーのOpera Software ASAは6日(現地時間)、Webブラウザー「Opera」の最新正式版v11.60を公開した。本バージョンでの主な変更点は、「Opera」に搭載されているメールクライアントのユーザーインターフェイスを一新したこと。

 メール画面が横3ペイン構成になっており、左ペインにフォルダなどが並び、中央ペインには選択したフォルダ内のメールが日付ごとに自動でグループ分けされて一覧表示される。一覧からメールを選択すれば、右ペインでメールの全文を閲覧可能。

 また、Webページの閲覧時に表示されるアドレスバーが改良され、アドレスバーの右端に星型のアイコンが表示されるようになった。このアイコンをクリックすることで、閲覧中のWebページをブックマークや“Speed Dial”へ手軽に登録することが可能。

 また、HTML5の構文解析アルゴリズムを実装しWebサイトとの互換性が向上したほか、JavaScriptの標準規格“ECMAScript 5.1”などをサポートした。そのほか、特定のトップレベルドメインに対してクロスサイトの通信を許可する可能性がある問題など、いくつかのセキュリティに関する問題も修正されている。

 本ソフトは、Windows 2000以降に対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7で動作を確認した。同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

【著作権者】
Opera Software ASA
【対応OS】
Windows 2000以降(編集部にてWindows 7で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.60(11/12/06)

(加藤 達也)