ニュース
Microsoft、「Kinect for Windows SDK 1.8」を公開
新しい背景除去APIのサポートと“Kinect Fusion”の強化
(2013/9/18 14:25)
米Microsoft Corporationは17日(現地時間)、「Kinect for Windows SDK」の最新版「Kinect for Windows SDK 1.8」を無償公開した。現在、同社のWebサイトからダウンロードできる。対応OSは、Windows 7/8/8.1およびWindows Embedded Standard 7。
「Kinect for Windows SDK」は、“Kinect for Windows センサー”を利用するためのドライバー、ランタイム、およびライブラリを含んだソフトウェア開発キット(SDK)。ツールやサンプルが含まれた「Kinect for Windows Developer Toolkit」も用意されている。
今回のアップデートでは、新しい背景除去APIがサポートされた。従来のAPIよりも輪郭を鮮明にとらえて人物像を切り抜き、ほかの背景画像と動的に合成することが可能。
また、センサーで得た情報をもとにリアルタイムで正確な3次元レンダリングを行う“Kinect Fusion”も強化された。よりすばやく正確にトラッキングできるようになったほか、深度だけでなく色情報も取得できるようになっている。3Dプリント向けのフルカラーモデルを作成するといった用途に活用できそうだ。
さらに、「Kinect for Windows Developer Toolkit」には複数のセンサーで“Kinect Fusion”を利用するサンプルや、“Kinect センサー”と連携するHTML5アプリのサンプルなどが新たに追加されている。
ソフトウェア情報
- 「Kinect for Windows SDK」
- 【著作権者】
- Microsoft Corporation
- 【対応OS】
- Windows 7/Embedded Standard 7/8/Embedded Standard 8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.8.0.595(13/09/13)