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「Google Chrome」がアップデート、“Pwn2Own 2014”で明らかにされた脆弱性を4件修正

深刻度の内訳はすべて4段階中上から2番目の“High”

「Google Chrome」v33.0.1750.154

 米Google Inc.は14日(現地時間)、Webブラウザー「Google Chrome」の最新安定版v33.0.1750.154を公開した。Windows XP/Vista/7/8に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロード可能。Mac OS X/Linux版にも最新版となるv33.0.1750.152が提供されており、同じく同社のWebサイトからダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、4件の脆弱性が修正された。深刻度の内訳は、すべて4段階中上から2番目の“High”となっている。

 これらの脆弱性は、ハッキングコンテスト“Pwn2Own 2014”で明らかにされたもの。今回の“Pwn2Own”で「Google Chrome」は2度攻略されており、HTMLレンダリングエンジン“Blink”に存在したメモリの解放後使用(use-after-free)の脆弱性をついてコードの実行を可能にしたセキュリティベンダー“VUPEN”のチームには10万米ドルが、サンドボックスを迂回して任意の読み書きが行える脆弱性を発見した匿名の参加者には6万米ドルの賞金が贈られている。

ソフトウェア情報

「Google Chrome」Windows向け安定版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
33.0.1750.154(14/03/11)

(柳 英俊)