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ログイン不要でスマフォなどとファイルやURLを共有可能になった「ALToolbar」v3.4

専用アプリでQRコードを読み取ったり、パスフレーズを入力してファイルなどを受信

「ALToolbar」v3.4.0.2

 ESTsoft Corp.は25日、IEに動画のダウンロード機能やマウスジェスチャー機能などを追加できる多機能ツールバー「ALToolbar」の最新版v3.4.0.2を公開した。最新版の主な変更点は、WebサービスなどにログインしなくてもスマートフォンなどとファイルやURL、テキストを共有できる“クイック転送”機能が追加されたこと。

 クイック転送機能は、Webサービス“Send Anywhere”を利用する仕組み。ファイルを共有するには、まずツールバーから表示できる“クイック転送”ダイアログでファイルを指定したりURLなどを入力する。すると、いったん“Send Anywhere”のWebサーバー上にファイルなどがアップロードされ、スマートフォンやPCで受信可能な状態になる。アップロードされたファイルなどは12時間後に自動消去されるほか、手動で削除することも可能。

“クイック転送”ダイアログ
ファイルをアップロードするとQRコードやパスフレーズが表示される

 スマートフォンでは、専用のアプリ「Send Anywhere」で“クイック転送”ダイアログに表示されたQRコードを読み取ったり、6桁の数字で構成されたパスフレーズを手動で入力することでファイルなどを受信できる。また「Send Anywhere」を利用しなくても、QRコードリーダーアプリでQRコードを読み取り、含まれているURLへWebブラウザーでアクセスすることでファイルなどをダウンロードすることも可能。

Android版「Send Anywhere」
iOS版「Send Anywhere」
“クイック転送”ダイアログにパスフレーズを入力してファイルなどを受信

 さらに、「ALToolbar」がインストールされた環境同士でも“クイック転送”ダイアログにパスフレーズを入力してファイルなどを受信できる。また、“Send Anywhere”のWebサイトへWebブラウザーでアクセスし、パスフレーズを入力してファイルなどを受信することも可能。

 そのほか、ESTsoft社の運営する“ALToolsメンバー”のアカウントでログインすることで、5,000文字までのメモをオンライン上に保存できる機能も追加された。また、Windows 8/8.1およびIE10/11に対応している。

 本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8/8.1に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「ALToolbar」
【著作権者】
ESTsoft Corp.
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.4.0.2(14/03/25)

(長谷川 正太郎)