ニュース
「Writer」のコメント関連が強化された「LibreOffice」v4.3のベータ版が公開
コメントをPC上の表示と同じように文書の右余白へレイアウトして印刷できるように
(2014/5/26 16:03)
The Document Foundationは25日、「OpenOffice.org」から派生したオープンソースのオフィス統合環境「LibreOffice」の最新ベータ版となるv4.3.0.0.beta1を公開した。最新ベータ版の主な変更点は、ワープロソフト「Writer」のコメント機能関連の強化が施されたこと。
たとえば、付加したコメントをPC上の表示と同じように文書の右余白へレイアウトして印刷できるようになった。また、コメントのフォントや文字列の位置といった書式をまとめて設定可能になっている。
さらに「Writer」では、画像をドラッグしてリサイズした際に標準で縦横比を保ち、自由にリサイズする場合には[Shift]キーを押しながらドラッグする仕様に変更された。また、フレームのサイズを比率で指定する際には全体に対する比率か段落に対する比率かを選択可能になったほか、DOCX文書をインポートする際に進捗バーが表示されるなどの変更が施されている。
加えて表計算ソフト「Calc」では、セルの値を参照する数式を入力したセルをダブルクリックした際、セルの位置を表す“A1”“C2”といった文字列と、該当するセルの枠の色が同じ色で表示されるようになった。また、複数のセルを選択した際に選択したセルの行と列の数をステータスバーへ表示できるようになっている。
そのほか、多数の仕様変更や不具合修正が施されている。
本ソフトは、Windows XP/Vista/7/8に対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「LibreOffice」
- 【著作権者】
- LibreOffice contributors
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista/7/8
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 4.3.0.0.beta1(14/05/25)