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Apple、音楽配信サービス“Apple Music”に対応した「iTunes」v12.2

“Apple Music”は3カ月間無償で全ての機能が試用可能

「iTunes」v12.2.0.145

 米Apple Inc.は6月30日、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版v12.2.0.145を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac版が無償でダウンロードできる。

 今回のアップデートでは、同社の定額制音楽配信サービス“Apple Music”への対応が行われた。[ミュージック]画面に[For You][New][Connect]などのタブが追加され、“Apple Music”に登録することで全ての機能を利用できる。環境によっては設定ダイアログで[Apple Musicを表示]チェックボックスをONにすることでタブを表示可能。

 “Apple Music”のメンバーになると、手持ちの曲を端末を問わずストリーミング再生することも可能。PC内で管理している曲のライブラリが“Apple Music カタログ”と比較され、カタログに含まれている曲はそのまま、含まれていない曲は最大25,000曲まで“iCloud”へアップロードされ、ストリーミング再生可能になる。なお、“iTunes Store”で購入した楽曲は25,000曲の制限に含まれない。

膨大な楽曲が提供されている

 “Apple Music”へ登録を行うと、検索欄から“Apple Musicライブラリ”内の音楽を検索可能になる。検索欄のポップアップから[Apple Music]のタブを選んで検索すれば、数百万曲が収蔵されたライブラリから楽曲を再生可能。

 [For You]タブでは、ユーザーの好みにあわせて“Apple Music”上のプレイリストやアルバムが提案される。提案にはユーザーからのフィードバックや再生された曲が考慮されるという。また、[New]タブからはエディターが選んだ新曲やニューアルバムなどを再生可能。

 [Connect]タブではアーティストが提供するコンテンツを表示したり、コンテンツやディスコグラフィーなどが集積されたプロフィールページをフォローすることができる。また、アーティストの投稿にコメントすることも可能。

ユーザーの好みを分析して楽曲の提案を行ってくれる[For You]タブ
アーティストが共有するコンテンツなどにアクセスできる[Connect]タブ

 “Apple Music”は3カ月間無償で全ての機能を試用することができる。無償期間終了後の価格は、個人向けメンバーシップが月額980円、最大6人までの家族で利用できるファミリーメンバーシップが月額1,480円。曲をローカルに保存することも可能で、会員の間はオフライン状態でも“Apple Music”の曲を聞くことができる。

 20:40追記:セキュリティの向上も施されており、CVE番号ベースで39件の脆弱性が修正されている。

ソフトウェア情報

「iTunes」Windows版
【著作権者】
Apple Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
12.2.0.145(15/06/30)

(市川 祐吉)