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Apple、音楽配信サービス“Apple Music”に対応した「iTunes」v12.2
“Apple Music”は3カ月間無償で全ての機能が試用可能
(2015/7/1 20:09)
米Apple Inc.は6月30日、メディアプレイヤー「iTunes」の最新版v12.2.0.145を公開した。現在、同社のWebサイトからWindows版およびMac版が無償でダウンロードできる。
今回のアップデートでは、同社の定額制音楽配信サービス“Apple Music”への対応が行われた。[ミュージック]画面に[For You][New][Connect]などのタブが追加され、“Apple Music”に登録することで全ての機能を利用できる。環境によっては設定ダイアログで[Apple Musicを表示]チェックボックスをONにすることでタブを表示可能。
“Apple Music”のメンバーになると、手持ちの曲を端末を問わずストリーミング再生することも可能。PC内で管理している曲のライブラリが“Apple Music カタログ”と比較され、カタログに含まれている曲はそのまま、含まれていない曲は最大25,000曲まで“iCloud”へアップロードされ、ストリーミング再生可能になる。なお、“iTunes Store”で購入した楽曲は25,000曲の制限に含まれない。
“Apple Music”へ登録を行うと、検索欄から“Apple Musicライブラリ”内の音楽を検索可能になる。検索欄のポップアップから[Apple Music]のタブを選んで検索すれば、数百万曲が収蔵されたライブラリから楽曲を再生可能。
[For You]タブでは、ユーザーの好みにあわせて“Apple Music”上のプレイリストやアルバムが提案される。提案にはユーザーからのフィードバックや再生された曲が考慮されるという。また、[New]タブからはエディターが選んだ新曲やニューアルバムなどを再生可能。
[Connect]タブではアーティストが提供するコンテンツを表示したり、コンテンツやディスコグラフィーなどが集積されたプロフィールページをフォローすることができる。また、アーティストの投稿にコメントすることも可能。
“Apple Music”は3カ月間無償で全ての機能を試用することができる。無償期間終了後の価格は、個人向けメンバーシップが月額980円、最大6人までの家族で利用できるファミリーメンバーシップが月額1,480円。曲をローカルに保存することも可能で、会員の間はオフライン状態でも“Apple Music”の曲を聞くことができる。
20:40追記:セキュリティの向上も施されており、CVE番号ベースで39件の脆弱性が修正されている。
ソフトウェア情報
- 「iTunes」Windows版
- 【著作権者】
- Apple Inc.
- 【対応OS】
- 64bit版を含むWindows 7以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 12.2.0.145(15/06/30)